BLOG 工房日記

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2020,02,22
制作風景

金槌の模様でオリジナルの指輪が作れる プラチナ甲丸槌目のご結婚指輪

2020年1月からオープンしたついぶ川越工房ですが、
今ではおかげ様で毎日 お客様にお越しいただいております。

今回は過去にご来店いただいたお客様が結婚指輪のご制作をしている風景を紹介していきます。

 

まずは棒の状態からスタート!

お二人が選んだのは、甲丸型という表面が丸い形のご結婚指輪。
それに合わせて表面が丸くなっている棒からスタートしていきます。

素材はプラチナですが、こんな状態だとプラチナかどうかも分かりづらいですよね。
お二人もここからちゃんと指輪ができていくのかドキドキされていました。

 

まずは固くなって曲げられない状態の材料にガスバーナーで火を当てて、柔らかくしていく作業から始まります。

火を当てていくと段々と赤みを増していく金属の様子に、横から見ていた奥様もビックリ!
でもご安心ください。このガスバーナーではプラチナ材料が溶けることはありません。スタッフの合図があるまで、しっかりと熱していただきました。

 

柔らかくなったら、次は棒の状態から輪っかになるまでドンドン曲げていただきます。
ピンクゴールドやイエローゴールドと比べて、プラチナは曲げやすい硬さの素材……ですが、やはりいきなり金属の棒を曲げていくのは不安ですよね。

お二人も歪な形になっていく材料を見て「大丈夫かな……?」といった表情をされていましたが、珍しい指輪の形に思わずスマホでパシャリと撮影。

 せっかくの記念ですので、写真もたくさんお撮り下さいね♪

 
 

輪っかになったら丸くなるまでトントンカンカン!

溶接して完全な輪っかになった材料も、まだ楕円の状態。
ここからはトンカチを使って丸くしていく作業が始まります。

意外と簡単に丸くなるんだ、とご主人は驚きつつも、慣れていくと楽しそうに叩いていきました。気分はまるで職人さんですね。

 

お二人のご希望デザインは槌目型という、金槌で叩いた模様をつけていくご結婚指輪。
指輪が丸くなったら一旦指輪の表面を磨き、使うトンカチを木槌から金槌へ。

金槌で指輪を叩けば、カンカンと心地良い音が響きながら槌目模様がついていきます。
お互いの力加減で指輪に模様がついていくと、二人とも段々と作っている指輪に愛着が湧いてきました!

 

模様がついた後は、ひたすら残りの磨きをやっていきます。
特に指輪の内側は指輪の付け心地に関わりますので、余すところなくしっかりと。

 

 磨きになるとお二人とも黙々作業……

 

 

オリジナルのご結婚指輪が完成!

磨き上げると、槌目模様がキラリと光るプラチナの指輪が完成です。
棒の状態から作り始めたとは思えない出来栄えに、お二人とも思わず笑みを浮かべていました。

完成した指輪は文字を入れたのち、そのままつけてお持ち帰り。
出来たてほやほやの状態をお持ち帰りできるのも嬉しいですよね。

 

お二人とも、ご来店ありがとうございました。
末永く、お幸せに。

 

 


ついぶ川越工房
〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-6-2-2F
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E-mail:info@tsuibukawagoe.com
営業時間:10:00~18:00