BLOG 工房日記

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2023,11,01
新着情報

“ついぶ工房”のロゴマーク統一に伴う川越工房のロゴ変更について

こんにちは、ついぶ川越工房です。

突然ではありますが
この2023 年 11 月 1 日を目処に、私たち“ついぶ工房”はロゴマークを一新し、 これまで別々だった京都工房・東京工房・名古屋工房・川越工房のロゴマークを統一する運びとなったことをお知らせいたします。

以下、2023 年 11 月 1 日以降の統一ロゴマークと川越工房の運用例となります。

工房の顔とも言えるロゴマーク変更により、お客様には認識の差異などが生じご迷惑をお掛けすることもあるかとは思いますが、何卒ご理解くださいませ。

なお、ポーチやケースなどに印刷されているロゴマークについては順次新しくしてまいります。お客様のご来店時期によっては旧ロゴが印刷されたポーチ等をお渡しする場合もございます。あらかじめご了承いただれば幸いです。
 

ロゴ統一の経緯について

新しいロゴに込めた想い

“ついぶ”の歴史

ロゴ統一を通して

 

 

ロゴ統一の経緯について

ついぶ工房は現在、本店でもある京都に続き、東京、名古屋、そして川越と4つの工房がございます。

それぞれの地域で店舗の雰囲気が違うことや各地域に根差した工房を目指したいという考えもあったことから、これまではロゴマークが各工房ごとに作られ、それぞれのお店の顔として運用されてきました。

各地域で指輪を手作りする楽しさを伝えてきた私たちついぶ工房は、これからも更なる発展を遂げ、各地域のどこでも気兼ねなく指輪の手作りを楽しんでいただける場を設けていこうと考えております。
その為に日々試行錯誤している中で、「自分の手で作ることに楽しさを感じて欲しい」 「伝統工芸の技術をつなげていきたい」という意志をそれぞれの地域の工房単位でなく、ついぶ工房全体として再確認した上で気持ち新たに挑戦をし続けたいという強い想いがございました。

これらの想いを形にするべく、その取り組みのひとつとして工房の顔とも言えるロゴマーク統一に踏み切りました。

 

 

新しいロゴに込めた想い

今回一新されたロゴマークは、見る人によって異なる様々な印象をお持ちになっていると思われます。

目指したのは『物に意味を込めて簡略化する』という日本の美意識や、幾何学的な形でシンプルながら覚えやすく認識しやすい見た目。
全体を丸い形で囲っているのは指輪をイメージしているだけでなく、日本で古くから使われている家紋を現代風にアレンジ。
内側の六角形は亀の甲羅やミツバチの巣など自然界にも多くある形の一つで長寿や繁栄などの縁起の良いものを含め、さらにその中心には●や■を組み合わせて指輪の材料である丸線や甲丸線の断面、金鎚を表現して並べています。

ロゴの中心にある並びをご覧になってお気付きでしょうか。こちらは、ついぶという名称の頭文字でもある「つ」を片仮名の「ツ」になるよう並べられています。

元来、平仮名や片仮名は漢字を簡略化したもの。
「ついぶ」という名前も本来は平仮名ではなく、京都の飾り金具職人の家系から独立して工房を開設した代表の中村が、禅語から着想を得た造語「鎚舞」という名前で金属工芸の作家として活動していたことが由来となっています。
設立時も「工芸工房鎚舞」としてスタートし、時代に合わせて「ついぶ工房」へと変わってまいりました。
そして今回のロゴの中心が「ツ」という一文字で表現されているのも『物に意味を込めて簡略化する』という意識があり、この一文字には時代ごとに変遷してきた「鎚舞」「ついぶ」という意味を込め、この形となりました。

先程お伝えした通り、今回のロゴは家紋を現代風にアレンジしています。
家紋はもともと 苗字 を表すものだったと言われており、このロゴに含まれる意味合いとして「指輪」「縁起」「指輪の材料」「金鎚」「ついぶを意味する頭文字のツ」など、まさしく“ついぶ工房”を表す苗字としても相応しいデザインとなっています。

それだけではなく、このロゴを見て「顔のように見える」など他の印象をお持ちになった方もいらっしゃると思います。
これは敢えて余白を作ることで見た人が自由に印象を持てるようにも作られており、当工房の“お客様自身に作り上げてもらう”というモットーとかけ、各々のお客様自身にロゴの意味や印象を付けてもらい完成する形となりました。

 

 

“ついぶ”の歴史

ついぶ工房は現在各地域で4つの工房があるとお話ししましたが、本店は京都になります。

本店京都は1990年に『工芸工房鎚舞』という名前で始まりました。この時は現在のような形で指輪の手作り体験を行っておらず、彫金教室や金属工芸品制作が主な内容でした。
その一方で、当時の彫金教室ではもっと手軽に彫金に触れるお客様が増えて欲しいという想いから一日体験教室も行っており、その内容が「1本の棒から甲丸リングを作る」というまさしく指輪の手作り体験における原点だったのです。

そこから手作りが徐々に知れ渡り、一日体験教室を目的としたお客様が増え始めたところで、正式に「指輪の手作り体験」が看板企画へ。
形や素材など指輪の種類を増やして少しずつ形を変えながら、『指輪の手作り体験工房』としてたくさんのお客様にご来店いただける現在の“ついぶ”へと成長してまいりました。

さらに2004年には東京・表参道にて『ついぶ東京工房』がオープン。初の支店にして同じ関西圏ではなく関東への進出という、ついぶの歴史にとって大きなターニングポイントになりました。
彫金教室では本店と同じく京都で培われてきた伝統工芸の技法が伝えられ、指輪の手作り体験ではこれまで以上のお客様が作りにお越しくださり、大変好評をいただきました。

そのおかげもあってついぶの発展とともに段々と工房スタッフが増えていき、2015年に『東風美術工芸株式会社』を設立。東風(こち)とは春風のことで、古来から春や東という言葉にはものごとのはじまりや変革を表す意味があります。常に新しい試みや挑戦をし続けたいという想いからこの東風という名前がつけられ、“ついぶ工房”も気持ちを新たにスタート。

そこから2017年には愛知・名古屋にて『ついぶ名古屋工房』を、2020年に埼玉・川越に『ついぶ川越工房』を立ち上げ、一層多くのお客様に指輪の手作りを楽しんでいただけるよう努めてまいりました。

 

 

ロゴ統一を通して

これらの歴史の中において川越工房は立ち上がって4年足らずで、全工房の中ではまだ日が浅い工房。しかしそれでも、ロゴマーク統一にあたって今まで愛用してきたロゴが変わってしまう寂しさはもちろんございます。

しかしロゴが変わっても、ついぶは「指輪の手作り体験を1から楽しめる工房」であることは変わりません。
お客様に指輪の手作りを楽しんでいただきたいというこれまでの想いに加えて、一新されたロゴマークを掲げて気持ちを新たに、これからも様々な挑戦をしてまいります。

新しくなった“ついぶ工房”のロゴをこれからどうぞよろしくお願いします。

<ついぶ工房の各店舗情報>

【ついぶ京都工房】
〒604-0944 京都府京都市中京区押小路通麩屋町東入橘町 617
tel:075-223-4122
HP:tsuibu.com
Instagram:@tsuibukyoto

【ついぶ東京工房】
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-6-11 ヴィラ・ハセ 3F
tel:03-3407-7397
HP:tsuibutokyo.com
Instagram:@tsuibutokyo

【ついぶ名古屋工房】
〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵 1-21-18
tel:052-508-7556
HP:tsuibunagoya.com
Instagram:@tsuibunagoya

【ついぶ川越工房】
〒350-0043 埼玉県川越市新富町 1-6-2-2F
tel:049-277-5252
HP:tsuibukawagoe.com
Instagram:@tsuibukawagoe